静かな音楽に…なるのか? |
金森さんを見出したMBSラジオ「ヤングタウン」の名プロデューサー渡辺さんが、「幸介の歌はアリスの谷村より売れると思った」と語ったという話は、嘉門辰夫さんの自伝的小説「丘の上の綺羅星」で読みました(今本が手元にないので、細かなニュアンスが違っていたらゴメンなさい)が、歌のうまさは誰もが認める間違いのないところ。アコギの弾き語りという形態からフォークシンガーと見られることが多い金森さんですが、実際に聴いてみればこれほどブルースやソウルを感じさせてくれるヴォーカルもそういないんじゃないかと、ユタなどは密かに思っているのですが。
話を戻すと、金森さんが自分で弾くギターはそんなご自身の歌にピッタリ寄り添って、どんな名手が弾くギターよりも最高の伴奏になっているのだと思います。実はユタが金森さんの歌を始めて意識して聴いたのは、ギタリストとして有名な中川イサトさんのアルバム「鼻唄とお月さん」ででした。そこから金森さんを聴き出してライブにも行くようになり、イサトさんの伴奏のギターとは異なるけれど凄く味わい深い金森さんのギターのファンにもなってしまいました。
金森さんはかつて「アコースティックギターマガジン」が主催するライブイベント「アコギでGo!」に、並み居る名ギタリスト達と並んで出演されたことがあります。それはきっとイサトさんのホームページの中の、イサトさんが認める「ギタリスト列伝」みたいなコーナーに、数少ない日本のギタリストとして金森さんが載っていたのを、アコギマガジンのスタッフが目に止めたからではないかとユタは睨んでいます。以前串本で金森さんがライブをされた時に、そのイベントの顛末を話されていました(ここではネタバレしませんが、会場大爆笑でした。そう、金森さんにはユーモアタップリのMCや、Facebookでの名エッセイストぶりでも多数のファンがいます)。
一時期から「もう新曲は創りません」宣言を行い、ライブ盤以外の音源が発売されなくなって久しい金森さんですが、その歌とギターが一体化した魅力を最もよく感じられるライブは今でも力を入れて行っています。
かといって、紀南地方でライブが行われる機会はそう多くありません。「俺はフォークはエエわ」と言ってスルーしているそこのアナタは、ホントに素晴らしい音楽の本質を見逃そうとしている恐れがあります(ちょっとオーバー?)。どうかフォークファンのみならず、ブルースファンも、ギターファンも、こぞって金森さんの音楽の魅力をナマで確かめにお越し下さい。
「金森幸介 Live at Folks」は4月15日(日)午後3時開演予定。チャージは3000円(1ドリンク付)です。
終演後は金森さんを囲んでミニ懇親会なども企画しています(会費別途予定)。
静かな音楽の中にも、もちろん激しい曲の中にも、きっと金森さんの“アツさ”を感じてもらえることと思います。
ご予約のご連絡は090-4080-6177まで。どうぞよろしくお願いします。
ではでは、またね(^^)/~